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京浜東北線(けいひんとうほくせん)は、埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅から、東京都千代田区の東京駅を経由して神奈川県横浜市西区の横浜駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行する電車線の運転系統の通称である。大宮駅 - 東京駅間は東北本線の、東京駅 - 横浜駅間は東海道本線の一部である。 運行形態は横浜駅 - 磯子駅 - 大船駅間の根岸線と一体であり、合わせて京浜東北・根岸線と呼ばれる場合もある。以降、必要に応じて根岸線区間も含めた大宮駅 - 大船駅間の状況について記す。 == 概要 == 京浜東北線は、東京の電車特定区間内の運転系統(E電)の一つであり、東京の都心を南北に縦貫し、北は埼玉県さいたま市、南は神奈川県横浜市・鎌倉市まで結んでいる。ラインカラーはスカイブルー()で、車両の車体帯の色や駅施設などにおける案内に使用されている。 1914年(大正3年)12月20日の東京駅開業と同時に「京浜線」として東海道本線東京駅 - 高島町駅(現存せず)間で開始された電車運転が起源であり、その後北は東北本線大宮駅、南は根岸線大船駅まで運行区間が延伸されて1973年(昭和48年)に現在の運行形態となった。2014年には運行100周年を迎えた。 「京浜東北線」の名称は、その運行区間である東京と横浜間を結ぶことに拠る『京浜』と、東北本線の電車線であることに拠る「東北」からなる(名称の経緯は「#歴史」節も参照)が、これは旅客案内上の通称であり、正式な線路名称は東京駅 - 横浜駅間が東海道本線、東京駅 - 大宮駅間が東北本線、横浜駅 - 大船駅間が根岸線である。一般的には運営事業者(JR東日本)はもとより、国土交通省や関係する各鉄道事業者、マスメディアなどが『京浜東北線』の名称を使用するため、この名称が定着している。 長い間東京の中心部を南北に縦断し埼玉県域と神奈川県域を結ぶ唯一の鉄道運行系統であったが、2001年の湘南新宿ライン運行開始、東京都心の地下鉄線と郊外の鉄道各線との直通運転実施〔埼玉県域と神奈川県域間の直通運転は、東武伊勢崎線 - 東京メトロ日比谷線 - 東急東横線間(1964年から2013年)、埼玉高速鉄道線 - 東京メトロ南北線 - 東急目黒線間(2000年より)、東武伊勢崎線 - 東京メトロ半蔵門線 - 東急田園都市線間(2003年より)、東武東上線・西武池袋線 - 東京メトロ副都心線 - 東急東横線 - みなとみらい線間(2013年より)〕、さらに2015年に東北本線と東海道本線間の中距離電車の相互直通運転(上野東京ライン)が開始されたこと等により、京浜東北線の縦貫線としての役割は分散される方向にある。 山手線が並行する田端駅 - 品川駅間は旅客営業規則の定める「東京山手線内」に含まれ、区間外よりも安い運賃体系となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京浜東北線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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