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大宮御所(おおみやごしょ)とは、皇太后(大宮)の御所(女院御所)を指す。''仙洞御所も参照'' == 概要(主に現代) == === 京都にある大宮御所 === 東京に造営された大宮御所に対し、京都大宮御所と呼ばれることもある。 現在の大宮御所の原型は後水尾天皇が中宮東福門院のために造営した女院御所を始まりとし、1854年(安政元年)の焼失後、孝明天皇が夙子皇太后のために再建するが東京遷都により廃された。この後、1867年(慶応三年)に仙洞御所が焼失すると、塀を取り払い敷地と庭園を大宮御所に組み入れた。その後京都御所の一部として御常御殿のみを残す形で整備され、大正時代にはガラス窓の使用や洋室への改装など現代の生活様式に合致するように改築がなされた。現在は天皇、皇后、皇太子、および皇太子妃の行幸啓の際の宿泊に使用されている。かつては京都を訪問する国賓の宿泊施設としても使用されたが京都迎賓館の完成にともない、国賓の京都での宿泊施設としての役割は終えた。 大宮御所と仙洞御所には小堀遠州の作庭による池泉回遊式庭園があり、それぞれの池がいまは北池、南池として連結されるなど一体として改修されている。仙洞御所のあった敷地は庭園の中に醒花亭、又新亭といった茶室や社や氷室がある。 2013年、宿泊に用いる御殿棟について震度6強の地震での倒壊可能性が判明したため、6月の天皇皇后京都訪問に際しては京都迎賓館で代替され、耐震工事が行われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大宮御所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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