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福寿寺[ふくじゅじ]
福寿寺(ふくじゅじ)は、京都府南丹市にある曹洞宗の寺院。山号は医王山〔曹洞宗近畿管区教化センター 〕。通称、京都帝釋天(きょうとたいしゃくてん)の名で知られる帝釈天堂を管理している。 == 概要 == 福寿寺所蔵の「紫雲山小倉寺縁起」が伝える伝承によると、宝亀11年(780年)、和気清麻呂が丹波国船井郡吉富庄舟枝村(現在地)にて帝釈天像を感得し、一宇を建立し、紫雲山小倉寺と称したのが帝釈天堂の始まりであるという。〔『日本歴史地名大系 京都府の地名』(平凡社、1981)、p.440〕 以来、京都の仙洞御所や園部藩主小出伊勢守等、多くの人々の崇敬を集めてきた。また、近畿地方の庚申信仰の一大拠点であり、江戸時代には「庚申さん」の名で知られていた。現在でも庚申の日には多くの人が参詣する。 帝釈天堂は、福寿寺本坊から離れた山上にあり、山麓から本堂石段下まで約700メートルの間には、「願いの鐘」と呼ばれる鐘が108基、数珠のように連なる。参拝者がそれを1つ1つ静かに打ち鳴らすことによって、帝釈天に願いを聞いてもらう趣旨となっている。境内には庚申にちなんで石像や木像等、猿に関連したものが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福寿寺」の詳細全文を読む
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