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京都府立植物園 : ウィキペディア日本語版
京都府立植物園[きょうとふりつしょくぶつえん]

京都府立植物園(きょうとふりつしょくぶつえん)とは、京都市左京区にある植物園
日本で最初の公立植物園として、1924年(大正13年)1月1日に開園した。1946年(昭和21年)から12年間は連合国軍に接収され閉園を余儀なくされたが、1961年(昭和36年)4月に再開した。
園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室がある。北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがある。
== 沿革 ==
現在の植物園の敷地は、明治時代までは上賀茂神社の境外末社である半木神社〔西賀茂の浮田の森にあった流木神社の三座の内の一座が賀茂川の増水で流失してこの地に漂着したことから創建され、その後「流木」が「半木」に転じたといわれ、下鴨半木町の町名、および隣接する京都府立大学の学園祭「流木祭」(なからぎさい)の名称の由来となっている。〕とその鎮守の森(半木の森)を中心とした田園地帯であった。
大正天皇の即位を祝い企画した「大礼記念京都大博覧会」の開催用地として、1913年(大正2年)に京都府によりこの地が購入された。しかし、議会等の反対もあり博覧会は開催されず、植物園が代案として計画されることとなり、1915年(大正4年)に「大典記念植物園」の設置が決定された。
1917年(大正6年)に建設工事が始まったが、この際、敷地内の半木の森は、古代の山城盆地の植生を残す貴重な自然林としてそのままの形で活用するよう設計がなされ、半木神社も移転することなく園内に存置された。1923年(大正12年)11月に開園し、翌年1月から有料公開が始まった。
戦後、当初計画された京都御苑の代替地として、占領軍住宅が建設されることとなった。接収から12年目の1957年(昭和32年)12月12日に返還され、1961年(昭和36年)に再開園した。
再開園30年を機に大規模な改修工事が行われ、1992年(平成4年)3月に当時日本最大級となる観覧温室が竣工した。
2013年(平成25年)3月1日には北山通側西寄りに賀茂川門が新設され、北西部や賀茂川方面からのアクセスが向上した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「京都府立植物園」の詳細全文を読む



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