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京釜鉄道[けいふてつどう] 京釜鉄道(けいふてつどう)は、明治時代の京城(現:ソウル)と釜山を結ぶ鉄道路線を運営していた鉄道会社。 現在は、大韓民国の韓国鉄道公社(KORAIL)京釜線として継承されている。
== 概要 == 日本統治時代の朝鮮における、京城と釜山を結ぶ鉄道。朝鮮政府がアメリカ人事業家モーリスに売却した鉄道敷設権を基盤に、日本の実業家渋沢栄一らが1901年に設立。1905年全線開通。その後京仁鉄道を合併し拡張したが、1908年に京釜鉄道を韓国統監府に売却し、会社清算した。 19世紀後半、朝鮮政府は財政上逼迫した状態で、多くの採掘権等の利権を外国人に売り払っていた。その中で京仁鉄道敷設権は、アメリカ合衆国のモーリスが敷設権を獲得して建設を開始したが、労働争議、支払い争議問題で頓挫し、建設の半ばで180万円で渋沢栄一らの京仁鉄道合資会社に売却し、渋沢らが完成にこぎつけた。これが朝鮮半島最初の鉄道である。モーリスは京城と釜山を結ぶ鉄道敷設権は同時に獲得していたが、資金難のために敷設権を日本が譲り受けて京釜鉄道を設立し、1901年に着工した。建設中の1904年に日露戦争が勃発すると、軍事物資の決戦輸送のために突貫工事で建設され、一部河川などはフェリーで輸送する暫定的なものながら1905年に全線開通し、日本の対露戦勝に貢献した。 鉄道の重要性より、多くの鉄道の鉄道国有化に合わせて統監府鉄道管理局の所管となり、統監府鉄道庁、韓国鉄道管理局、日韓併合を経て朝鮮総督府鉄道局の運営となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京釜鉄道」の詳細全文を読む
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