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京阪2600系電車(けいはん2600けいでんしゃ)は、1978年(昭和53年)に登場した京阪電気鉄道の通勤形電車。 2000系の車体や一部の機器を流用して製造された0番台103両と、車体等も含め新規で製造された30番台28両の合計131両が製造された。 2001年から廃車が始まっており〔『私鉄車両年鑑2013』、イカロス出版、2013年、74頁〕、2015年8月1日現在、7両編成が7本の計49両が在籍する〔ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表2014』交通新聞社、2014年、133 - 134頁〕。 == 投入の経緯 == 1959年(昭和34年)に登場し、「スーパーカー」の愛称で親しまれた2000系は、冷房化や架線電圧の600Vから1500Vへの昇圧への対応が困難であった〔青野邦明『京阪電気鉄道』私鉄の車両15、保育社、1986年、32頁〕。1983年の昇圧に向けて2000系を代替するにあたって、1978年から、2000系の車体・台車・一部の機器を流用しながら、複電圧仕様の回生ブレーキ付き制御装置への換装、冷房化など改造を施して、2600系0番台として落成した。1978年(昭和53年)6月23日に2043・2128・2044の車体を流用した2601F(2601-2701-2801)が竣工し、1982年(昭和57年)12月1日竣工の2905(旧2064)まで、計103両が寝屋川工場で製造された〔2000系時代からの車籍は受け継がれていないため、「代替新造」扱いとなっている〕。全車竣工時の組成は、3両編成5本、4両固定編成6本、2両ごとに分割可能の4両編成14本、2両編成4本である。 また、1980年から1981年にかけて、基本的に0番台と同一の設計ながら車体や台車も含めて新規に製造された30番台が、1800系の代替として14両、増備用として14両の計28両(いずれも7両編成)製造された〔青野邦明『京阪電気鉄道』私鉄の車両15、保育社、1986年、32頁〕。製造メーカーは川崎重工である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京阪2600系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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