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京阪式アクセント[けいはんしきあくせんと] 京阪式アクセント(けいはんしきアクセント)または甲種アクセント(こうしゅアクセント)、第一種アクセント(だいいっしゅアクセント)とは、京都市・大阪市を中心に近畿地方や四国地方などに分布する日本語のアクセントである。 == 概要 == 東京式アクセントではピッチの下がり目のみが弁別されるのに対し、京阪式では語頭のピッチが高い(高起式)か低い(低起式)かも区別する。最終的に区別されるアクセントの型(種類)も、東京式よりも京阪式の方が多い。たとえば「汁」と「白」は、東京式ではともに「るが…」「ろが…」となって同じアクセントだが、京阪式ではそれぞれ「しる…(し…)」「しが…」となって異なる。また東京式と違って京阪式では「ちゅごく」(中国)や「こにち」のように長音や撥音にもアクセントが来る。アクセントのパターンの多さから、他のアクセント話者が京阪式を習得するのは難しいとされる。 なお、一口に京阪式といっても、個々の単語・表現によって、世代・地域・個人ごとに細かな違いがある。 例として「ちてつ」と「ちかて」(地下鉄)、「おさん」と「ぎょおん」(仰山)、「おに」と「おおに」、大阪・神戸の「たべした」「」に対して京都の「たました」「とおきょ」(食べました、東京)などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京阪式アクセント」の詳細全文を読む
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