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人中黄
人中黄(じんちゅうおう)は、人糞を使った漢方薬〔京都大学附属図書館所蔵 富士川文庫セレクト 『用薬須知続編』 〕。 出典は『日華子諸家本草』とされており、別名として「甘草黄」の名がある。甘草の粉末を人糞に混ぜて(或いは竹筒に入れた甘草の粉末を肥溜めに漬けて)作成する。解熱や解毒作用があるとされ、応用例では丹毒(細菌性皮膚疾患)や傷寒熱病(チフスの類)、吐痰などに用いられた。人中黄を含む漢方処方としては、化斑解毒湯(知母、黄連、連翹、人中黄、升麻、石膏、甘草、牛蒡子、玄参)が知られている〔丸美屋和漢薬研究所 /ドクトルアウンの漢方処方 「か」 〕。
江戸時代の医学書「用薬須知」の6巻(人ノ部)では「大便ノ汁ナリ」と説明されている。 == 製法 == 大甘草に人糞の汁を染み込ませた後、乾燥させる製法が「用薬須知続編」の3巻に記されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人中黄」の詳細全文を読む
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