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人吉駅(ひとよしえき)は、熊本県人吉市中青井町にある、九州旅客鉄道(JR九州)・くま川鉄道の駅である。楽チャリ設置駅である。 くま川鉄道の駅は人吉温泉駅(ひとよしおんせんえき)の駅名を用いている。また同社公式サイト内等では命名権による副名称が付され、神城文化の森人吉温泉駅(しんじょうぶんかのもりひとよしおんせんえき)と表記されている。 == 概要 == 熊本県南東地域の主要都市である人吉市の代表駅であり全列車が停車する。JR九州の肥薩線と、くま川鉄道の湯前線の2路線が乗り入れており、湯前線は当駅が起点である。かつては湯前線も日本国有鉄道(国鉄)・JR九州が管轄していたが1989年(平成元年)にくま川鉄道に経営移管されて当駅はJR九州とくま川鉄道の共同使用駅となった。くま川鉄道の駅は「SL人吉」の運転開始に伴い2009年(平成21年)4月1日に人吉温泉駅に改称された。 肥薩線の運行上の拠点となる駅で、ほとんどの列車が当駅を始発・終着としている。平成28年3月26日に行われたダイヤ改正で「いさぶろう1号」「しんぺい4号」及び上下普通列車各一本が吉松駅-八代駅・熊本駅間で直通運転を行うようになり、当駅が途中駅となる列車も存在する。(ただし、直通する普通列車については当駅で列車番号が変わるほか、20-30分程度停車する。)八代市や熊本市への輸送がある八代方面は鹿児島本線直通の快速列車が運行されるなど比較的本数が多いが、宮崎県・鹿児島県との県境の山間部を通る当駅 - 吉松駅間は観光列車「いさぶろう・しんぺい」を含めて1日5往復のみの運転である。 湯前線の列車は国鉄・JR九州時代、第三セクター化後の初期には八代方面との直通運転があったが、現在はすべて当駅 - 湯前駅間のみの運行となっている。 かつては特急「おおよど」、急行「えびの」、「くまがわ」、近年も特急「くまがわ」、「九州横断特急」など様々な優等列車が当駅に停車していたが、2016年3月26日ダイヤ改正で優等列車が全て廃止され、快速列車と普通列車のみの停車駅となった。 なお、2017年春頃より新しいD&S列車が熊本駅-当駅で導入されることとなっている。 == 歴史 == * 1908年(明治41年)6月1日 - 八代 - 人吉駅間延伸に伴い帝国鉄道庁が開設。 * 1911年(明治44年)5月11日 - 鹿児島本線(人吉 - 吉松)延伸全通。 * 1924年(大正13年)3月30日 - 湯前線開業(人吉 - 湯前)。 * 1927年(昭和2年)10月17日 - 鹿児島本線海岸ルート全通により八代駅 - 人吉 - 鹿児島駅間が分離され肥薩線所属駅となる。 * 1977年(昭和52年)3月 - 現3代目駅舎完成。 * 1986年(昭和61年)11月1日 - 肥薩線に電子閉塞装置導入。 * 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。 * 1989年(平成元年)10月1日 - 湯前線がくま川鉄道に転換。 * 2007年(平成19年)11月30日 - 人吉機関車庫と一番ホームの古レールが南九州近代化産業遺産群の物資輸送関連遺産の1つとして選ばれる。 * 2009年(平成21年)4月1日 - くま川鉄道の駅が人吉温泉駅へ改名。 * 2009年(平成21年)4月25日 - 2005年(平成17年)58654SLあそBOYが運転終了した。2009年(平成21年)4月25日に機関車を復元される。これに伴い客車をリニューアルされ、SL人吉運転開始。 * 2010年(平成22年)7月21日 - 整備されていた人吉駅前広場が新たに完成。東側広場に、名物のからくり時計が中央に移設される。 * 2013年(平成25年) - 構内跨線橋を廃止、構内踏切を設置。 * 2016年(平成28年)3月26日 - 特急「九州横断特急」の人吉発着便及び特急「くまがわ」が廃止され、優等列車の乗り入れがなくなり、普通・快速列車のみとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人吉駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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