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人工魚礁[じんこうぎょしょう]
人工魚礁ないし人工漁礁(じんこうぎょしょう)とは、魚類の繁殖と生活のために人為的に海中など水中に設置される人工物である。 == 概要 == 人工魚礁は、海中に沈められた人工物で、魚類の格好の住処(巣)や集まる場となるものである〔人工魚礁 水産工学研究所 〕。魚類にもその大きさが様々であり、またその性質も様々であることから、一概に所定の形状をしている訳ではない。人為的かつ意図的に沈められた人工物で、海洋資源としての生物保護などを目的とする。 魚は海底の地形やサンゴの密集したサンゴ礁などである漁礁(→暗礁)周辺に住み着くなどして天敵から身を守るシェルターとして利用するが、逆にそういった場に乏しい平坦な海底には、漁礁周辺に見られる魚は住み着かない。こういった魚を住み着かせるためにも設置される。 海難事故や戦争で沈んだ船舶類が魚礁として機能していることがよくある。同様に海没した洋上施設のほか、人工島など洋上施設の基部が魚の格好の住処となる場合もある。ただしはじめから魚礁として作られたわけではないので「人工的に魚礁を設置する」という意味での人工魚礁ではない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人工魚礁」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Artificial reef 」があります。
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