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人形峠(にんぎょうとうげ、英:Ningyo Pass〔)は、岡山県苫田郡鏡野町上齋原と鳥取県東伯郡三朝町木地山との間に位置し、両県の県境を成す峠。峠付近に設置されている四等三角点「人形峠」の標高は740.20mである。 == 概要 == 人形峠は、鳥取県中央部の倉吉平野と岡山県の津山盆地をつなぐ峠である。峠の頂上は中国山地の人形仙と、その東側にある伯州山の間に連なる稜線の鞍部にあり、四等三角点の「人形峠」(標高740.20メートル)が置かれている〔。 峠の西側(鳥取県側)は天神川本流の上流部の支川である加谷川の源流が迫り、急峻である。一方、東側(岡山県側)には吉井川水系の池河川があり、標高700~850メートルにかけて緩やかな高清水高原を形成している。この高原には日本原子力研究開発機構の人形峠環境技術センターの敷地が広がっている。周辺ではかつて天然ウランの採掘や精錬が行われていた〔。 峠を抜ける国道179号(津山街道)は、もとは県道として整備された道で、1899年(明治32年)に開通した。当時はトンネルではなく、実際に峠越えが行われていた。現在の人形トンネルは1981年(昭和56年)に開通した。県道開通以前は「打札越」(異名四ツ筋〔)と呼ばれていたが、ここが人形峠と呼称されるようになったのは、峠下でウラン鉱が発見されて、1956年(昭和31年)に人形峠鉱山と命名されてからである。それ以前には、人形仙の頂上に近いところに「人形仙越」があった。 File:Ningyouyouge-monument.jpg|人形峠展示館の碑 File:Ningyoutouge-plaza.jpg|人形峠かがくの森プラザ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人形峠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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