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人皮装丁本[にんぴそうていほん] 人皮装丁本(にんぴそうていほん、)は、人間の皮膚を材料にして装幀(装丁)が施された本。現代ではほとんど行われないが、この製本技術は少なくとも17世紀頃には確立していた。 == 概要 == 本の表紙である装幀は、一般に紙や布、または動物の皮が使われる。しかし中には特殊なものもあり、宝石を散りばめた豪華なものや、反対に樹皮や爬虫類の皮またはタケノコの皮(稈鞘)やミノムシの巣などの例もある。この後者の一風変わった装幀を施した本を「下手装本」(げてそうほん)とも呼ぶが、人の皮を使う人皮装丁本はその最たるものである。 現代に伝わる人皮装丁本の例では、解剖された死体の皮膚で作られた解剖学テキスト、遺言に基づき故人の皮膚から作られた一種の遺産、「赤い納屋の殺人事件」(Red Barn Murder) の例が示すように有罪判決を受けた殺人者の皮膚を裁判記録の写しを綴じるために用いた例などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人皮装丁本」の詳細全文を読む
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