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人神[ひとがみ] 人神(ひとがみ)とは、人が没した後にその人物を神として祀る信仰形態。 大きく分けると2つあり、生前にこの世に恨みを残して没したものが祟りを引き起こすことを恐れてこれを鎮めるために祀るものと、生前に優れた業績を残したものを死後に神として祀ることでその業績を後世に伝えようとするものである。前者は天満大自在天神(菅原道真)、後者は豊国大明神(豊臣秀吉)・東照大権現(徳川家康)が代表例として挙げられる。 また、近世の民衆の間では佐倉惣五郎に代表される義民や竹垣三右衛門・岡村十兵衛に代表される善政を敷いた代官、新田開発に貢献した人物などを死後も神として祀ったり、仙台四郎に代表される放浪者を生前から福の神として崇める信仰が生じた。 近代において戦没者を祀る靖国神社・護国神社もこうした信仰形態の延長上に設置された神社であると言える。 == 参考文献 ==
* 紙谷威廣「人神」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-09-523003-0)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人神」の詳細全文を読む
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