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人間禅(にんげんぜん)は、日本の禅道場の一つ。一般社会人を対象にした禅会であり、師家も在家のままである。千葉県市川市に本拠地を置く宗教法人である。 == 概要 == 人間禅は、耕雲庵立田英山が1949年3月に、設立。 1875年(明治8年)、奥宮慥斎、山岡鉄舟、高橋泥舟、鳥尾得庵、中江兆民等が鎌倉円覚寺の蒼龍窟今北洪川管長を拝請し、一般の人々を対象として始めた修禅の会「両忘会」に源を発している。 今北洪川の指導の下、奥宮慥斎らが中心となって設立された両忘会は、「在家の人々の禅の修行の必要性」を説く在家主義を標榜する。 1901年(明治34年)今北洪川の法を継いだ楞迦窟釈宗演の門下の両忘庵釈宗活が両忘会を主宰する。 1915年(大正4年)、田中大綱が谷中天王寺寺域に擇木道場を建設。両忘会に寄付。〔※老朽化のため1992年(平成4年)人間禅により建て替え。(現人間禅擇木道場)〕 1925年(大正14年)には、両忘会を財団法人両忘協会へと発展させる。 1936年(昭和11年)市川市に新道場落成(現人間禅本部道場)。 1940年(昭和15年)宗教団体法施行を受け、宗教団体「両忘禅協会」として届出。 1949年(昭和24年)両忘禅協会は発展的解散。釈宗活の法を継いだ立田英山を初代の総裁とする「人間禅」を設立。 北は札幌から南は鹿児島まで28カ所で、在家禅・人間形成の禅を志す人々が参集し、生粋の臨済禅に参じている。 現総裁(第五世総裁)葆光庵丸川春潭他14名の師家が28カ所での摂心会・参禅会を分担して担当している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人間禅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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