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仁保氏 : ウィキペディア日本語版
仁保氏[にほし]
仁保氏(にほし、にほうじ)は、日本氏族の一つ。本姓平氏
*周防仁保氏 - 桓武平氏三浦氏庶流で周防国吉敷郡仁保荘を領した
== 周防仁保氏 ==
地頭として関東から周防国吉敷郡仁保荘(現在の山口市仁保地区)に下向した桓武平氏三浦氏支流の仁保重経から始まる一族である。平子重経は源頼朝の家臣で、平氏滅亡後に周防国吉敷郡内仁保等の所領を得て、建久8年(1197年)に仁保荘、恒富保の地頭職に任じられ、周防国に下向して土着した。
鎌倉時代末期、後醍醐天皇による鎌倉幕府追討で、仁保氏は鎌倉幕府方に味方し、所領を失う。南北朝の争乱では、足利尊氏に一貫して従い、その所領を回復した。
この仁保氏は後に周防国長門国を中心に活動した守護大名大内氏に仕え、その被官として活動。大内氏の滅亡後は次いで周防国を支配した毛利氏に仕えた。
仁保氏の菩提寺である源久寺には木造の平子重経坐像があり、重要文化財に指定されている。平成3年(1991年)に大英博物館で開催された「鎌倉彫刻展」にも出品、展示された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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