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仁川広域市(インチョンこういきし)は、大韓民国西北部の都市。黄海に面した韓国を代表する港湾都市の一つである。 仁川国際空港がある。 人口は約290万人で、ソウル、釜山に次いで韓国で3番目である。仁川の繁華街の中では富平、グウォルドン、月尾島などが有名で松島国際都市、青羅国際都市など大韓民国1位の経済自由区域である仁川経済自由区域が開発されている。 ==概要== 首都ソウルから40キロ圏に位置する港湾都市であり、内陸にあるソウルの外港として発展した。また郊外地域は首都圏のベッドタウンに組み込まれている。さらに中華街を擁する。 1883年に港が開かれたときには人口はわずか4700人余りであった。しかし漢江の河口に開かれた港はその利便性の高さから発展した。その当時は済物浦(チェムルポ・さいもっぽ)と呼ばれていた。 現在、ソウルとは首都圏電鉄の各路線で結ばれており、共通の運賃で利用することが出来る。このため、仁川からソウルへの通勤客も多く、その近さゆえに1つの経済圏を形成している。 1979年に人口100万人、1992年に200万人、1999年に250万人を突破した。 2001年に仁川国際空港が開港したことで韓国の空の玄関口となり、日本でいう成田市の役割も持つこととなった。仁川国際空港が属する中区と成田市は1998年に友好都市の提携をしている。 2002年の日韓共催ワールドカップに合わせ建設が進められた仁川国際空港は自由貿易地域に指定されており、もう一つの自由貿易地域である釜山・鎮海自由貿易地域とともに金融・経済のハブとなるべく外資誘致を積極的に行っている。新空港近くの松島(ソンド)地区には韓国版シリコンバレーと呼ばれる情報産業団地(松島情報化新都市)も造成中である。 しかし、市内に建設する予定だった仁川タワーは、151階建て、高さ587メートルとして計画され、完成すれば韓国で最も高い超高層ビルになるはずだったが、2008年の着工直後に、世界金融危機をきっかけとした不動産景気悪化の影響で事実上の建設凍結となった。4兆7千億ウォン〔http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2012110121438066478〕が必要な立体複合都市「ルウォンシティ」が計画されたが、これも同様の理由で中止された〔アジア大会 盛況の裏側で… 『ワールドビジネスサテライト』2014年10月2日放送、テレビ東京系〕 。 近代都市としての顔を持つ一方、江華郡など広大な農村部も含み、市の面積の21%は水田であり、44%は森林である。 また、プロ野球チームのSKワイバーンズ、プロサッカークラブの仁川ユナイテッドFCが本拠地としている。 2014年には、仁川アジア大会が開催されたが、仁川広域市は莫大な負債を抱えている中で、韓国政府の反対を押し切って誘致したものの、直前まで「開催を返上する」と韓国政府と揉めた経緯がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仁川広域市」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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