翻訳と辞書 |
仁川百合野町地すべり資料館 : ウィキペディア日本語版 | 仁川百合野町地すべり資料館[にがわゆりのちょうじすべりしりょうかん]
仁川百合野町地すべり資料館(にがわゆりのちょうじすべりしりょうかん)は、兵庫県西宮市にある地すべりに関する資料館。兵庫県阪神南県民センター県土整備部河川砂防課の所管である。兵庫県立甲山森林公園の東隣にある。 == 概要 == 1995年1月17日早朝の兵庫県南部地震によって、西宮市甲山の阪神水道企業団甲山事業所北斜面で、幅約100m、長さ約100m、深さ15m、移動土塊約10万mという大規模な地すべりが発生した。この地すべりで斜面東側に位置する仁川百合野町と仁川6丁目の家屋13戸が押しつぶされ、住民34名が死亡した。災害から2年後の1997年11月18日、被害状況と土砂災害の恐ろしさ、災害対策の仕組みなどを学べる施設として、災害現場の一角に本資料館が開館した〔地すべり防止対策事業について 、兵庫県、2010年7月30日更新、2011年1月14日閲覧。〕。 資料館は2階建てで、ビデオ映像・パネル展示・ジオラマ模型などを備える。資料館の近くには慰霊碑が建つ。資料館周辺にはアジサイやスイセンなどの花々が植えられ、地すべりが発生した斜面には地域住民団体「ゆりの会」が2004年からシバザクラを植えており、現在では6000株を超える花の名所となっている〔斜面染めるシバザクラ、地すべり資料館近く 西宮 - お花見に行こう 、朝日新聞、2010年4月22日配信、2011年1月14日閲覧。〕。震災の発生時期には、2002年から毎年「ゆりの会」が地すべり資料館で追悼コンサートを催してきたが、主催メンバーや遺族らの高齢化により、10回目となる2011年で幕を下ろした〔最後の追悼コンサート 西宮・地すべり資料館 、神戸新聞、2011年1月4日配信、2011年1月14日閲覧。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仁川百合野町地すべり資料館」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|