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今年の漢字(ことしのかんじ)は、漢字(日本語漢字)一字を選びその年の世相を表す字であるとして決定、公表する日本漢字能力検定協会のキャンペーンである。1995年(平成7年)に開始し、毎年12月に発表している。 == 概要 == 財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字の公募を日本全国より行い、その中で最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として、原則としては12月12日の「漢字の日」の午後に京都府京都市東山区の清水寺で発表することになっているが、必ずしもその日に発表されるとは限らない〔2009年は12月12日が土曜日である為、前日の12月11日に、2010年は同じく日曜日であるため12月10日に前倒しして発表された。また2015年は12月12日が土曜日であった為、例年より繰り延べて12月15日の発表となった。〕。選ばれた漢字を「今年の漢字」と呼ぶ。各メディアでも、「今年の漢字」の呼称が用いられる。 1995年(平成7年)に始まった。発表時には、清水寺の奥の院舞台にて、日本漢字能力検定協会の理事も務めていた貫主の森清範により巨大な和紙に漢字一字が揮毫される。その後12月いっぱいまで本堂で一般公開されたのち、本尊の千手観世音菩薩に奉納される。第一生命保険のサラリーマン川柳、住友生命保険の創作四字熟語、自由国民社の新語・流行語大賞、東洋大学の現代学生百人一首と並んで、現代の日本の世相を反映する一つの指標として使われることが多い。2009年(平成21年)はいわゆる「漢検協会事件」が発生し、同協会の理事長とその息子の副理事長が同役職を辞任してその後逮捕される不祥事が起こり、森貫主は協会理事を辞任した上で「今年の漢字」企画への協力を拒否する可能性を示唆したが、新体制の発足に伴って姿勢を軟化させ、同年も前例通りに清水寺で森による揮毫が行われた。 また、近年では発表直前の12月上旬に、一部のニュース番組やワイドショーなどのマスメディアにおいて、いわゆる「10大ニュース」的な当年のニュース回顧を兼ねて「今年の漢字」の予想を行ったり、この年話題になった芸能人や著名人に対しその人にとっての「今年の漢字」がインタビューされることが恒例になりつつある。 なお、「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会によって商標登録されている(第5247080号)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「今年の漢字」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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