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仏母院 : ウィキペディア日本語版
仏母院[ぶつもいん]

仏母院(ぶつもいん)は香川県仲多度郡多度津町に所在する寺院である。山号は八幡山。詳しくは、八幡山 三角寺 仏母院と号する。宗派は真言宗醍醐派。本尊は大日如来四国八十八箇所番外霊場、新四国曼荼羅霊場第十七番札所である。空海(弘法大師)の母、玉依御前(たまよりごぜん)の屋敷跡と言われる。
本尊真言:おん あびらうんけん ばざら だとばん
御詠歌:楽天の 琴の音覚ゆ 仏母院 御仏たちの 母の寺ゆえ
屋敷跡御詠歌:神籬(ひもろぎ)の 三角(みすみ)の地にて 玉依は 神の御子なる 大師を宿す
== 概要 ==
玉依御前がこの地の産土神熊手八幡宮の八幡神に祈りここで空海を出産したと言われている。屋敷跡と言われる場所は御住(みすみ)屋敷と呼ばれ現在は仏堂が建立されている。境内には、空海の臍の緒を納めたと言われる「胞衣塚」(えなづか)がある。また、空海の産湯井戸も残されている。本堂には空海が幼少時に泥土で造ったと伝えられる仏像「童仏」が安置されている。
この地にから帰国した空海が寺院を整備し三角寺と名付けたと言われる。熊手八幡宮の別当寺院となり山号を八幡山とした。
戦国時代永禄年間(1558年 - 1570年)に戦乱により荒廃した。その後、修験者の大善坊が再興したことから、寺院名も大善坊と称した。江戸時代前期の寛永15年(1638年嵯峨御所より「仏母院」の院号を下賜され、寺院名が大善坊から仏母院に改められた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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