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他力本願[たりきほんがん] 他力本願(たりきほんがん) #仏教用語で、阿弥陀仏が衆生を救済する本願のはたらき。浄土教・阿弥陀信仰の根本となる教義である。#用法1を参照。 #人まかせ、他人依存、成り行き任せの意。#用法2を参照。 == 概説 == 上記の双方の意味とも、『大辞林』・『広辞苑』などの辞書に採録される語意である。 本来の意味が用法1の意味であることに異論を示す資料は見られないが、用法2の意味については『岩波仏教辞典』では「語の本来の用法からして誤解である」〔「(略)世間一般には、自己の主体性を放棄して他人の力だけを当てにしてものごとを成し遂げようとする依存主義・頼他主義に関して用いられることがあるが、これは語の本来の用法からして誤解である。」(『岩波仏教辞典』第二版、p.689、「他力本願」)〕、『大辞泉』では「誤用が定着したものか」〔「(誤用が定着したものか)俗に、自分の努力でするのではなく、他人がしてくれることに期待をかけること。人まかせ。」(『大辞泉』「他力本願」)〕と記載される他、『大辞林』のように意味の生じた経緯等について特に触れない辞書〔「他人の力に頼って事をなすこと。他人まかせにすること。」(『大辞林 第二版』「他力本願」)〕もある。また、『新明解四字熟語辞典』のように、用法2の意味のみを語意として記載した後に「本来は~」として用法1の意味を解説する辞書〔三省堂「新明解四字熟語辞典」〕もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「他力本願」の詳細全文を読む
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