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付け毛 : ウィキペディア日本語版
ヘアーエクステンション

ヘアーエクステンション()は、化学繊維(ファイバー・アクリル)や人毛で作られた毛束であり、付け毛・部分かつらの一種である。単にエクステンション、あるいはエクステと略することが多い。地毛に接続して装着する。「エクステンション」は「延長する」「継ぎ足す」ことを意味する言葉であり、毛髪の延長用の付け髪自体は日本では平安時代から使われている〔歴史人公式ホームページ〕。
==概要==
接着剤や金属チップ、特殊な熱収縮チューブや糸ゴムなどを使って、本来生えている髪の毛に取り付けたり、編み込んだりする。一度装着すると、装着方法にも依るが概ね1-2ヶ月程度保ち、洗髪やヘアメイクをしても外れない。
一般では化学繊維と人毛の見分けは付けにくい。ただ、人毛やたんぱく質毛の場合はアイロンなどの使用に耐えられるが、化学繊維などの場合の多くのものは、アイロンなどの熱処理は避けるべきであり、縮れたり熔けたりする場合がある。人毛と化学繊維の見分けが付かない時は装着する際に、人毛か化学繊維かを確かめておくことは重要である。
エクステは、自在に長さを変化させたり、パーマや編み込み、髪の色や髪型を変えるなどが自在にできるため、2000年頃より10代から20代前半の女性の間で爆発的に普及した。エクステの出始めは、エクステを付ける技術者が少なかったため、人毛で8万円程する高価なもので、最初はホステスなどの間で広まった。その後、渋谷ギャルを中心にした流行も、現況では、全国幅広い層に定着している。そして、渋谷が今や日本一のエクステサロン激戦区ともなっている。
エクステ毛は中国人や東アジアの人、インド人などが長く伸ばした髪を加工(染色・コーティング)した製品が、日本をはじめ世界中で使用されている。グレードによって価格は様々であるが長い人毛は供給量が年々少なくなっており、また為替の影響もあり品質の良いものは近年価格が高騰してきている。
装着後にパーマやカラーもできるが、キューティクルやコーティングが剥がれてしまいダメージを受けるので避けるべきである。ヒューマンヘア(人毛)と形状記憶人工毛を混ぜたエクステや人工たんぱく質毛も存在している。
エクステ普及の根幹にはヘアースタイリングのニーズ多様化、更に美容・ファッションの変遷と共に時代が要求したものであり、専門性を持ったサロンの登場はその加速に拍車を掛けた。エクステ施術自体は、美容技術の一種ではあるがファッションbiz 陽動的ファクターを多分に含んだ美容業の新職能であり、またエクステそのものが業態イノベーターであるといえる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘアーエクステンション」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Artificial hair integrations 」があります。



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