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仙台の地形(せんだいのちけい)では、宮城県仙台市の地形、および、地形の制約による土地利用について説明している。 == 地理的・地形的区分 == 仙台市()の土地利用に影響してきた地理的・地形的構造は、おおまかに東から沖積平野部・台地部・丘陵部・山地部の4区域に分けられる。 ; 沖積平野部 : 仙台湾に接する海岸線から活断層である長町 - 利府線(JRの貨物線とほぼ同等の位置)にいたる地域である。概ね標高20m以下の低平な平野となっており、後背湿地や浜堤列が存在している。土地利用としては住宅地・工業地域のほかに水田も多く、沖積平野であるため、軟弱地盤も多い。苦竹などに排水不良地域が残り、内水面氾濫が発生する場合もある。 ; 台地部 : 七北田川や広瀬川の流域には、幅数キロにわたり河岸段丘が発達しており、この地域が台地部として分類される。標高は概ね20mから200m。仙台市都心部は、この台地部にある。段丘面が発達しているために、勾配はさほど多くないほか、段丘礫層下には第三紀の基盤岩もみられるなど地盤も安定している。七北田川や広瀬川では貫入蛇行も見られる。 ; 丘陵部 : 河川間の稜線部には丘陵が発達している。各丘陵は、ゆるやかな傾斜地が多く平地がほとんどない。第三紀の未固結岩によって構成されており、高は概ね50mから500m。七北田川より北の丘陵は富谷丘陵、七北田川と広瀬川間の丘陵は七北田丘陵、広瀬川と名取川間の丘陵は青葉山丘陵、名取川より南は高館丘陵とも呼ばれる。各丘陵においては、大型住宅団地の開発が行われており、旗立団地など原形をとどめないほどに大規模な土木工事が行われた例もある。 ; 山地部 : 仙台市の西端部には奥羽山脈があり、険しい山地となっている。ここが山地部と分類され、その東端は活断層である作並断層によって区切られている。高は概ね300m以上。作並断層より西において、火山活動および隆起運動が活発であったために、険しい山地となった。山地部の河川沿いには山形県との連絡道路や鉄道が走っている。 ; 河川 : 河川は仙台市域を概ね東西方向に東に流れている。主な河川として七北田川(動画7分 )、広瀬川(動画14分 、13分 )、名取川の3つの河川がある。広瀬川は名取川水系の河川であり、河口より4kmほど上流で合流している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仙台の地形」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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