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仙台市民会館[せんだいしみんかいかん]
仙台市民会館(せんだいしみんかいかん)は、仙台市都心部西端にある、コンサートホール・会議室・展示室などの複合施設。市民からは「市民会館」と省略されて呼ばれている。 == 概要 == 仙台市民会館の歴史は、桜ヶ岡公園(現西公園)にあった料亭「挹翠館」(ゆうすいかん)を市が1909年(明治42年)に買収し、「仙台市公会堂」としたことから始まる。その後、西公園の中で移転・新築を繰り返して現在に至る。座敷しかない料亭が市の公会堂に転用できたのは、当時の仙台において集会は椅子席ではなく座敷席で行われるのが一般的であったためと考えられる。仙台市公会堂は1916年(大正5年)5月に擬洋風建築に建て替えられるが、民間では1932年(昭和7年)12月開館の「仙台日活館」が仙台初の椅子席劇場とされる。 現在の市民会館は、西を広瀬川、南を西公園、東を西公園通に囲まれており、入口前の広場は定禅寺通の西端に位置するなど、仙台市を代表する景観に隣接する。施設は、都市基盤整備公団が整備した17階建ての仙台桜ヶ岡団地の地下1階から地上2階部分(会議室や展示室などが入る)と、それに連結する5階建て相当の建物(ホールが入る)、および、駐車場棟からなる。便宜上、地下階も存在するが、同館の西側は広瀬川の六兵衛淵に面する段丘崖上にあり、地下階でも西側の窓から採光が可能となっている。また、西窓からは青葉山や広瀬川も眺められる。 館内最大の施設は大ホール(1310席)であり、東京エレクトロンホール宮城等と並び、仙台市を代表するコンサートホールの1つとなっている。館内にはその他に会議室や展示室などの施設もあり、仙台市戦災復興記念館(青葉区)、広瀬文化センター(青葉区・旧宮城町地区)、若林区文化センター(若林区)、太白区文化センター(たいはっくる。太白区)、泉文化創造センター(イズミティ21。泉区)と共に、「区文化拠点施設」の1つとして位置づけられている〔(仙台市)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仙台市民会館」の詳細全文を読む
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