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代王嘉[だいおう か] 代王嘉(だいおう か、生没年不明、在位紀元前227年 - 紀元前223年)は、中国戦国時代の趙の最後の(第11代)君主。王としては第5代。姓は赢、氏は趙、諱は嘉。悼襄王の子、幽繆王の兄。 王子嘉は悼襄王の嫡出の長子であったが、悼襄王は寵愛していた倡后の産んだ王子遷を太子とし、遷は悼襄王の跡を継いで幽繆王となった。 前228年、秦の将軍王翦は趙の都邯鄲を陥落させた。幽繆王は捕虜となり房陵に流され、趙は滅亡した。しかし王子嘉は一族を連れて代(現:河北省蔚県南西部)に逃れ、そこで王を名乗った(代王嘉)。王嘉は燕王喜と結んで秦に抵抗したが、燕の太子丹率いる燕・代連合軍は易水で秦軍に敗れ、燕王父子は遼東に逃れた。王嘉は王喜に丹を殺して秦に和を請うよう勧めたので、王喜は丹を殺し、その首を秦に献じた。秦王政はこれを受け入れ、進撃を中止した。 しかし、この和睦は束の間に過ぎなかった。前223年、王翦の子王賁率いる秦軍は遼東を攻め、燕王喜を捕虜とし、ここに燕は滅亡した。王賁はさらに代にも攻め入り、王嘉を捕虜とした。こうして趙の王統は絶えた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「代王嘉」の詳細全文を読む
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