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伊勢たくあん : ウィキペディア日本語版
伊勢たくあん[いせたくあん]
伊勢たくあん(いせたくあん)とは、三重県伊勢地方で造られている沢庵漬けの名称。地元では「こうこ」とも呼ばれる〔「日本の食生活全集 三重」編集委員会 編(1987):77ページ〕。伝統的な製法により生産されており、伊勢神宮の土産物の中でも付加価値が付いた名物となっており、一定の需要を得ている。三重県漬物協同組合により、地域団体商標登録されている(第5051140号)〔経済産業省・特許庁(2009):283 - 285ページ〕。
宮川下流の平地にある伊勢市は、伊勢神宮の御園であったこと、沖積土が大根栽培に適していたこと、北西風が大根の乾燥を早めたことから、たくあん作りが発達した〔伊勢市 編(1968):689ページ〕。ナスの葉を使った百一漬や、養老漬などの種類がある〔小川(1986):150ページ〕。
== 原料 ==

伊勢たくあんの原料である御薗大根は、伊勢生まれのきめの細かい白首大根で、沢庵漬けにした時に歯ごたえがよく、最大限においしさを発揮する。食物繊維が多く、干すと甘みが増す〔"伊勢たくあん、伝統の仕込み 御薗村の農家で稲架掛け作業"朝日新聞1999年12月6日付朝刊、三重24ページ〕。御薗大根が普及するまでは、宮重大根が主に使われていた〔長瀬(1951):55ページ〕。伊勢たくあんが自給用から商品化していく過程で宮重大根を漬けると黒くなることが問題となり、宮重大根を母体に新たな品種として開発されたのが御薗大根である〔農山漁村文化協会 編(2010):479ページ〕。
御薗大根は従来、伊勢市の御薗豊浜北浜地域が主産地であったが、1960年代より多気郡明和町へ移り始めた〔伊勢市 編(1968):689 - 690ページ〕。御薗大根の競りは明和町で行われる〔森山敏男"歳末点描 美味、「御薗大根」明和で初市"朝日新聞2010年12月18日付朝刊、三重全県31ページ〕。
三重県は、2006年(平成18年)に「御薗大根」を「みえ伝統野菜品目」とし、さらに同年、三重県地域特産品認証食品(Eマーク)として「大根漬物」を認証、食の安心・安全、「伊勢たくあん」のブランド化と保護に取り組んでいる〔経済産業省・特許庁(2009):283 - 284ページ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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