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伊勢形紙[いせかたがみ] 伊勢形紙(いせかたがみ)は、着物などの生地を一定の柄や紋様に染色するために使われる型紙(孔版)の一つである。単に染色用の形紙だけではなく、図柄の芸術性が評価され、美術工芸品や家具などに使用されることも多い〔山田(2011):25ページ〕。 三重県鈴鹿市で主に生産されており、現在流通している90%以上の伊勢形紙はこの地区で生産されている。 1955年(昭和30年)、文化財保護法に基づき工芸技術としての「伊勢型紙」が重要無形文化財に指定され、6名の職人が重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)として各個認定された。1993年(平成5年)には伊勢型紙技術保存会が重要無形文化財「伊勢型紙」の保持団体に認定されている。また1983年(昭和58年)には通産省の伝統的工芸品の指定を受けている。 == 製法 ==
柿渋によって張り合わせ、補強のために紗を張った美濃和紙を台紙とし、彫刻刀で図柄を彫る〔。台紙は何枚か重ねて使うので、同じ柄の型紙が一回の彫刻で複数枚出来る。使用する彫刻刀の種類によって錐彫り・道具彫り・突彫り・縞彫りに分類される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊勢形紙」の詳細全文を読む
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