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伊号第四百潜水艦[いごうだいよんひゃくせんすいかん]
伊号第四百潜水艦〔昭和18年12月22日付 海軍大臣達 第319号。四〇〇ではない。〕(いごうだいよんひゃくせんすいかん)は、第二次世界大戦中の大日本帝国海軍の潜水艦。伊四百型潜水艦の一番艦。 == 概要 == 潜水空母と俗称される本艦は、独創的な構造で3機の特殊攻撃機『晴嵐』を搭載し、かつ、地球一周半分の長大な航続距離を持っており、日本海軍最高の秘密兵器といわれた。この能力は、アメリカ西海岸のアメリカ艦隊への攻撃や、パナマ運河への攻撃を企図して持たせられたものであったが、完成した頃には本土周辺の制海権・制空権すら完全に失われており、本艦が活躍する余地は残されていなかった。 2013年8月にハワイ諸島オアフ島南西沖の海底からが伊号第400潜水艦の残骸を発見した。この発見はアメリカ海洋大気庁によって米国国務省と日本の政府関係者に確認され、同年12月2日に公表された。2015年5月にはNHKがハワイ大学と共同で2014年10月に行った調査で撮影された映像が放送され、この時に発見された『晴嵐』格納筒などの映像が公開された〔『歴史秘話ヒストリア』第216回「幻の巨大潜水艦 伊400 日本海軍 極秘プロジェクトの真実 」 2015年5月6日放送〕。船体は上下正しい向きで沈んでいるが、船体中央部には魚雷が命中した大穴があいており、船首部も破損している。格納塔扉は脱落して海底に落ちている。格納塔も船体から脱落しており、格納塔に一体化している司令塔は横倒しになっている〔。 2016年には船鐘が回収された。この船鐘は復元後にUSSボーウィン潜水艦博物館に展示される予定である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊号第四百潜水艦」の詳細全文を読む
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