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伊百六十八型潜水艦 : ウィキペディア日本語版
伊百六十八型潜水艦[いひゃくろくじゅうはちがたせんすいかん]


伊百六十八型潜水艦(いひゃくろくじゅうはちがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍潜水艦の艦級。海大VI型a(かいだいろくがたエー)とも。同型艦6隻。太平洋戦争中に事故沈没1隻、戦没5隻。伊号第百六十八潜水艦はミッドウェー海戦において米空母ヨークタウンを撃沈した。
== 概要 ==
ロンドン軍縮会議後の1930年(昭和5年)度のマル1計画において6隻が建造され、1932年(昭和9年)から1937年(昭和12年)にかけて竣工した。計画番号はS31。ロンドン会議の補助艦の制限から基準排水量は1,400トンに抑えられている。
主機には艦本式ディーゼルを採用し機関出力は従来(ズ式3号)のおよそ1.5倍となった。これにより海大型の当初からの目標であった速力23ノットが本型でようやく可能となった。ただしこのエンジンは就役後も初期トラブルが多発し問題が解決されたのは1938年(昭和13年)ごろであった。燃料搭載量はおよそ100トン増加しそれまでの海大型潜水艦よりも4割増し程度の大きな航続力を有した。
備砲は伊168,169,170の3隻は引き続き対水上、対空兼用を意図した10cm高角砲〔『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』p81より。〕を装備した。伊171,172,173の3隻は代わりに12cm単装砲を装備している。その他の兵装は前型(海大5型)とほぼ同じである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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