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伊藤 史隆(いとう しりゅう、1962年10月25日 - )は、朝日放送(ABC)ゼネラルアナウンサー。 == 来歴・人物 == 愛知県名古屋市緑区鳴海町出身。名前の"史隆"については、本名で「のぶたか〔2014年1月22日放送のABCラジオ『桑原征平粋も甘いも』14時台「私の通信簿」コーナーに、「上方落語をきく会」の宣伝目的でゲスト出演した際に発言(桑原征平が、大学卒業を控えた頃の伊藤の家族会議を想像し、親の台詞として「しりゅう…」とつぶやいた後「本名"ふみたか"やの?」と伊藤に質問したことを受けて)。〕」と読ませるが、放送上は音読みの「しりゅう」と名乗っている。 名古屋市立桜台高等学校から、神戸大学経済学部へ進学。高校時代は天文部で歌人の穂村弘と同期。大学はノーベル賞受賞者の山中伸弥と同期入学で、大学時代には落語研究会に所属していた。当時の芸名は「拡益亭喜富(かくえきてい きっぷ)」〔神戸大落研の亭号は、上方落語志向者の「甲家」と江戸落語志向者の「拡益亭」の2本立てとなっている(2016年1月30日放送のMBSラジオ『茶屋町MBS劇場』内「茶屋町柏木亭」にて、"甲家楽破"こと桂吉弥談)。〕で、落語家の桂吉弥は落語研究会での後輩に当たる。 大学卒業後の1985年に、岡元昇・中邨雄二(いずれも現役のアナウンサー)とともに、アナウンサーとして朝日放送へ入社。同期入社のスタッフに、藤田和弥などがいる。 本人の弁によれば、当初は特にアナウンサー志望というわけではなく、放送とは別の業種での就職内定ももらっていた。しかし、「マリッジブルーのような感覚」に陥って将来に不安を感じていたところ、神戸大学で朝日放送のアナウンサー職の求人票を発見。挑戦のつもりで同局に応募したところ、岡元・中邨とともに採用されたという〔2009年10月17日にABCラジオで放送された特別番組『ようこそ!伊藤史隆です 自己紹介です!』などより。〕。新人時代には、道上洋三から直々にアナウンスの研修を受けていた。 朝日放送へ入社後は、ABCラジオで20年半にわたって放送された『ABCヤングリクエスト』で、最後期のパーソナリティ(木曜日)を担当。その後は、野球(プロ野球阪神戦や全国高校野球選手権大会)を中心に、ゴルフ(日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯)など、主にスポーツ中継で実況・リポーターを務めていた。1990年から1年半ABCテレビで放送された全国ネット番組『桂三枝のにゅーすコロンブス』では、キャスターを務めている。 1995年以降は、大学時代に落語研究会で活動した経験を生かしながら、『日曜落語 〜なみはや亭〜』(ABCラジオ)に席亭(案内役)として出演。2009年7月11日からは、自身初の冠番組『ようこそ!伊藤史隆です』(ABCラジオ)で、メインパーソナリティを務めている。その関係で、2011年9月までの土曜日には、同番組の生放送を終えてからスポーツ実況の現場へ向かうことも多かった。 2011年までは、スポーツ実況を担当するかたわら、同期入社の中邨とともにスポーツアナウンサーの管理業務も担当していた。しかし、同年9月25日に『ABCフレッシュアップベースボール』(ABCラジオ)で中継された阪神対巨人戦(甲子園球場のデーゲーム)での実況担当(解説:吉田義男)を最後に、入社以来25年間携わってきたスポーツの中継現場から一旦退いた。 2011年10月3日からは、平日夕方の関西ローカルニュース番組『キャスト』のメインキャスターに就任。前番組『NEWSゆう+』での保坂和拓・小縣裕介に続いて、スポーツアナウンサーからニュースキャスターに転身している(小縣は2012年度からスポーツアナウンサーに復帰)。ただし、同年12月31日までは、『キャスト』を放送しない土曜日に『ようこそ!伊藤史隆です』で引き続きパーソナリティを務めていた。 ちなみに、『ようこそ!伊藤史隆です』を開始するまでは、出張や旅行などで日本国内の45都道府県へ滞在。さらに、同番組の放送期間中に、番組の企画を兼ねて残り2県(大分県・群馬県)を訪問した。 2012年11月25日開催の第2回神戸マラソンで、50歳にして人生初のフルマラソンに挑戦。4時間37分52秒で完走を果たした。 2015年3月27日に、『キャスト』のメインキャスターを勇退〔浦川アナ「おは朝」卒業!「キャスト」で関西夕方ニュース戦争参戦 (『スポーツニッポン』2015年2月10日付記事)〕。同年4月からは、ゴルフ中継を皮切りに、再びスポーツアナウンサーとして活動している〔スポーツアナウンサーだった枝松順一が2014年11月にスポーツ局へ異動したり、岩本計介が2015年4月改編から『おはよう朝日です』(ABCテレビ平日早朝の生放送番組)のメインキャスターに就任したりしたことを背景に活動を再開。再開後は、スポーツ中継での実況・リポートに加えて、『キャスト』で共演していた後輩アナウンサー・北條瑛祐への実況研修を担当している。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊藤史隆」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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