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伊藤 隆敏(いとう たかとし、1950年 - )は、日本の経済学者(ハーバード大学Ph.D.)。専門は、国際金融論、マクロ経済学。コロンビア大学・政策研究大学院大学教授、東京大学・一橋大学名誉教授、Econometric Societyフェロー。紫綬褒章受章。 インフレターゲットの主唱者であり〔日本は財政難から3-5年で円安、長期金利3%へ-伊藤隆敏東大教授 Bloomberg 2012年3月7日〕〔伊藤隆敏 東京大学大学院経済学研究科教授 「包括緩和」にインフレ目標を追加せよ ダイヤモンド・オンライン 2010年10月25日〕、日本銀行の金融政策に批判的な論陣を張っていた〔行動ファイナンス小幡績 素人経営国家・ニッポンは衰退する 東洋経済オンライン 2013年3月1日〕。また、消費税の増税による日本の財政再建を主張している〔。 == 来歴 == 小樽商科大学学長(第7代)を務めた伊藤森右衛門の子〔『北海道新聞』、1999年7月29日〕として、北海道札幌市に生まれる。東京教育大学附属駒場高等学校、一橋大学経済学部卒業。一橋大学では荒憲治郎に指導を受けた。金田勝年とはゼミの同期生である。 一橋大学大学院修士課程修了後、ハーバード大学博士課程へ進学。ハーバード大学での指導教官はケネス・アロー。クリントン政権で米国財務長官を務めたローレンス・サマーズとは同級生である〔東京大学大学院 教授 伊藤隆敏氏 テレビ東京 ニュースモーニングサテライト 2013年8月26日〕。 ハーバード大学でPh.D.取得後、ミネソタ大学経済学部助教授に就任(1979年)。1986年に同准教授に昇格。1988年に母校・一橋大学助教授に就任。1991年に同教授に昇格。 国際金融、特に為替レートのマイクロ・ストラクチャーの研究で知られる。この分野でノーベル経済学賞受賞者のロバート・エングルと複数の共著論文がある。 第36代日本経済学会会長(2004年度)、ケネディスクール客員教授、国際通貨基金調査局上級審議役等を歴任。 2008年3月7日、福田康夫首相は伊藤を日本銀行副総裁に起用する人事案を国会に提示。3月12日、衆議院は同意したものの、参議院は民主・共産・社民・国民新の野党4党の反対多数で不同意となる。その後、福田の首相辞任に伴い他の民間メンバーとともに辞表を提出し、経済財政諮問会議議員を退任。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊藤隆敏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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