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伊豆国神階帳 : ウィキペディア日本語版
伊豆国神階帳[いずのくにしんかいちょう]
伊豆国神階帳(いずのくにしんかいちょう)は、伊豆国国内神名帳
== 解説 ==
本帳は伊豆国国内神名帳で、三嶋大社静岡県三島市在庁の伊達家に伝わる書写本である。南北朝時代康永2年(1343年)12月25日の年記を有する。伊豆国の祭祀を考える上で重要視される史料であるが、信憑性については疑義も指摘される。
本帳では総数95所の神々の神名が掲載される。他国の神名帳と異なり神名の多くは平仮名書きで、平安時代の『延喜式神名帳との相違も少なからず見える。また『延喜式』は「賀茂・那賀・田方」の順で記すのに対して、本帳は「田方・那賀・賀茂」の順で記す。さらに各郡所載の座数も賀茂郡から田方郡に偏ることから、神階帳が書かれた当時には伊豆国が賀茂郡中心から田方郡中心に移ったとする指摘もある。田方郡の神々のうちでも特に、冒頭の「正一位三島大明神」から「正一位天満天神」までは神階の順序が不統一で、后・御子といった神名が並ぶ。これらの神々は三嶋神の一族神または伊豆国の明神として、国府近くに祀られていたと考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「伊豆国神階帳」の詳細全文を読む



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