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伊達家旧蔵本古今和歌集 : ウィキペディア日本語版 | 伊達家旧蔵無年号本古今和歌集[だてけきゅうぞうむねんごうぼんこきんわかしゅう]
伊達家旧蔵無年号本古今和歌集(だてけきゅうぞうむねんごうぼんこきんわかしゅう)は、藤原定家が書写した古今和歌集の一本。伊達家に伝来したことからこの名がある。伊達本、伊達家旧蔵本とも。重要文化財。安藤積産合資会社蔵。以下本文では伊達本と略す。 == 概要 == 藤原定家は、確認出来るだけでも古今集を17回書写しているが、自筆本が現存するのは「冷泉家時雨亭文庫蔵嘉禄二年四月九日書写本」とこの伊達本のみである。 綴葉装四半本、1冊、縦22.7cm(7寸5分)、横14.8cm(4寸9分)ほど。表紙は霊鳥に唐草を配した古代刺繍を使用している。料紙は鳥の子の素紙で、8折75枚(150丁)完存。外側の各1丁を表紙裏とし、墨付きは第2丁裏から第148丁表まで。第149丁は遊紙。 仮名序に始まり、巻第一から巻第二十まで計1100首、墨滅歌11首、定家の識語、京極為兼の識語、冷泉為相の識語と続く。真名序はない。定家による若干の勘物、また後人のもとと思しき朱筆による傍書、声譜などの書込が存する。
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