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伍奢[ごしゃ]
伍奢(ごしゃ、? - 紀元前522年)は、中国の春秋時代の楚の臣。伍子胥の父。荘王に仕えた伍挙(zh)の子〔『春秋左氏伝』の魯の昭公の二十年(前522年)にある「楚・伍氏」の系譜によると、孫の名は「伍豊」(伍子胥の子)。また、祖父の名が「伍参」、父の伍挙の別名が「伍椒」、弟の名が「伍椒鳴」と記されている。〕。 楚の乾溪(現在の安徽省亳州市利辛県)の人。楚の平王の太子建(zh)の太傅を務めた。伍一族は荘王の時代から楚に仕えた名族で影響力も強かった。 少傅の費無忌は建と不仲で、常に平王に讒言した。遂には建が妻のことで謀反を企んでいると讒言した。伍奢は「太子が謀反を企むなど根も歯もないこと。つまらぬ者の讒言で我が子を疑うとは何事です」と諫言したが聞き入れられずに投獄された。 さらに平王と費無忌は伍奢の2人の息子である伍尚(zh)・伍子胥に対して来れば父を解放するという口実をもうけて呼び出し一緒に処刑することにした。伍奢は「尚は来るでしょうが子胥は来ません。尚は親孝行な息子で父のためなら来ようとするでしょう。ですが子胥は智謀があり来れば殺されると知れば絶対に来ません。罪は私1人でお収めください」と諫言したが、平王は聞き入れずに2人の息子を呼び出した。だが尚は来たが、子胥は逃亡した。このとき伍奢は「楚にとって災いとなる」と断言したという。 伍奢は刑場において長子の伍尚と共に処刑された。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伍奢」の詳細全文を読む
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