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伏波神祠詩巻[ふくはしんし しかん]
伏波神祠詩巻(ふくはしんし しかん)は、中国北宋時代の書家・詩人である黄庭堅の書で、黄庭堅の晩年の傑作として著名である。真跡は現在、東京の永青文庫に収蔵され、重要文化財に指定されている。 == 概要 == 『伏波神祠詩巻』は建中靖国元年(1101年)5月、黄庭堅が57歳のときに荊州において劉禹錫の詩・「経伏波神祠詩」一首と自跋〔自跋(じばつ)とは、自身で書いた題跋のこと。〕を書いたものである。紙本の墨書で、書体は楷書に近い行書体であり、毎行3字から5字(縦33.6cm)、自跋を含めて46行(全長820.6cm)にわたる大作である〔飯島(辞典) PP..239-240〕〔西川(辞典) P.110〕〔中西(辞典) P.851〕。 同年4月、黄庭堅は荊州に来てまもなく、「いまから10年前の書をみると、まるで自分が書いたとは思えない。」と述べているように、この荊州時代から崇寧4年(1105年)に彼が没するまでの5年間が最後の円熟した時期であり、この時期に書した『伏波神祠詩巻』は黄庭堅の名品とされる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伏波神祠詩巻」の詳細全文を読む
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