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会衆派教会 : ウィキペディア日本語版
会衆派教会[かいしゅうはきょうかい]
会衆派教会(かいしゅうはきょうかい/Congregational Church)は、キリスト教プロテスタントの一教派で、他に会衆派、組合派、組合教会とも。各個教会の教会政治において、会衆制とよばれる教会員の直接民主制に近い制度を採ることが特徴で、各個教会の独立自治を極めて重視する。

== 概要 ==
会衆派(Congregational)の語源は、ラテン語の「congregationes(共に集まれるもの)」にある。この言葉には、イエス・キリストの名において集まる群れの中には、信仰において生きたイエス・キリストがともにいて、群れに集う一人一人の思想行動を導き、それぞれの群れ=各個教会を政治的に独立させるという意味がある。それゆえに、会衆派教会の特色は、イエス・キリストへの信仰に生きる会衆一同による会衆制と、各個教会こそが教会の基本的・本質的要素を担っているという確信による各個教会の独立自治とに体現される。
各個教会は、イエス・キリストへの信仰において、それぞれの教会と契約関係(covenanted)で集まっている人々から成り立っている。各個教会はいかなる信仰的・世俗的権威からも自由に、ただの感化によって信仰と生活との規範を定め、実践するものであるとされる。それこそが初代教会が実践し、新約聖書に証されている教会制度であるという会衆派教会の自己理解によるものである。また、宗教改革の流れに属するものの、いかなる教会的・教理的信条にも拘束されない自由を尊重する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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