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伝声管[でんせいかん]
伝声管(でんせいかん)とは、金属管などを用いた通話装置である。 == 概要 == 金属等の管の両端に、送話口と拡声装置を兼ねた漏斗状の受話器が付けられた構造をしている。この漏斗に口を近づけて話すと、管の中を音が伝搬し、他方の受話器から音声が聞こえる仕組みである。不要な会話や音を伝達したくない場合のために、受話器に蓋や栓が備えられているものもある。 電力などのエネルギーがいらず、単純な構造で信頼性も高いことから、大型の船舶や工場などの広い建築物などで内線通話のために利用された。 電話や無線機などの通信手段が発達した今日では実用としては廃れているが、軍艦などでは電力が絶たれた際のバックアップとして現在でも伝声管を備える場合が多い。 また、音波の性質を学ぶ教材として科学館などに設置されているほか、公園等の遊具に組み込まれているものもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伝声管」の詳細全文を読む
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