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伝染性ファブリキウス囊病 : ウィキペディア日本語版
伝染性ファブリキウス囊病
伝染性ファブリキウス囊病(でんせんせいふぁぶりきうすのうびょう、英:infectious bursal disease,IBD)とは伝染性ファブリキウス囊病ウイルス感染を原因とする感染症ガンボロ病とも呼ばれる。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ。伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスはビルナウイルス科アビビルナウイルス属に属するRNAウイルス。ウイルスはファブリキウス囊で増殖し、汚染糞便が感染源となる。鶏における症状は元気消失、緑色下痢便、免疫抑制などであり、治療法は確立されていない。伝染性ファブリキウス囊病ウイルスは感染するとファブリキウス囊のB細胞を破壊し、病理学的特徴としてファブリキウス囊に浮腫を起こした後に速やかに萎縮筋胃内出血、脾腫胸腺の出血や萎縮、リンパ性細胞壊死が認められる。従来型と高病原性のvvIBDに分類される。診断には中和試験寒天ゲル内沈降反応蛍光抗体法ELISAが用いられる。種鶏に生ワクチン不活化ワクチン接種を行い、移行抗体により孵化直後の感染を防ぎ、移行抗体消失直後に雛に生ワクチンを接種することにより予防を行う。

== 関連項目 ==

*家畜伝染病

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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