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避病院[ひびょういん] 避病院(ひびょういん)とは、明治時代に造られた日本の伝染病専門病院である。昭和期では「隔離病舎」(かくりびょうしゃ)として小学校教科書に記載。伝染病予防法が制定され「伝染病院」に、感染症予防法が制定され「感染症指定医療機関」へと、現代もその役割を担っている。 ==発足に至る経緯== 1876年、アモイから寄港したアメリカ海軍の船内からコレラが広まり、国内で爆発的な流行となった。日本では、既に江戸時代末期より、幾度と無く多数の死者を出す流行が見られており、早期対策の重要性を認識していた明治政府は、虎列刺病(コレラ)予防心得(内務省)とともに避病院仮規則(警視庁)〔『改正類聚京都府衛生要覧. 明治20年11月』 (国立国会図書館デジタルコレクション)〕を整えた。実際には、1878年頃から日本各地で避病院の設置が進められ、患者の収容・隔離体制が整えられた。 江戸時代においては天然痘が発生した場合、熊本県では天草の下馬刀島に隔離し、死後墓を建てたという〔朝日新聞熊本版 2011年5月8日 p29〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「避病院」の詳細全文を読む
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