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伝法灌頂[でんぼうかんじょう]
伝法灌頂(でんぼうかんじょう)とは、阿闍梨という指導者の位を授ける儀式である。 ==概要== 日本密教では、四度加行(しどけぎょう)という密教の修行を終えた人のみが受けられる。正しくは金胎両部伝法灌頂(こんたいでりょうぶ・でんぽうかんぢょう)という。ここで「金・胎」とは、中期密教の宇宙的世界観を表す金剛界(こんごうかい)と胎蔵界(たいぞうかい)を意味する。 インドに始まり、日本密教や中国密教、チベット密教においては、この灌頂によって、密教の奥義がすべて伝授され、弟子を持つこと(教師資格)が許される。また、密教においては仏典だけに捉われず、口伝や仏意などを以って弟子を指導することができることになる。更には、正式に一宗一派を開くことが出来るともいわれ、それ故、阿闍梨灌頂、または受職灌頂ともいう。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伝法灌頂」の詳細全文を読む
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