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『伽草子』(おとぎぞうし)は、1973年6月に吉田拓郎(当時はよしだたくろう)がリリースしたオリジナル・アルバムである。また同名タイトルの曲(同年6月21日にシングル発売)も収録している。 == 解説 == よしだが女子大生に暴行を加えた容疑で逮捕された「金沢事件」の影響で発売が危ぶまれたが、6月1日に無事発売。アルバム発売の時は勾留中で、翌日に釈放されている。なお、事件は女子大生の狂言であった。 「長い雨の後に」は珍しく長いモノローグ。 「春の風が吹いていたら」は、四角佳子、つまり当時の妻とデュエットしている。アルバムのクレジットでは、「よしだけいこ」となっている。 「風邪」は、南沙織が同年暮れのリサイタルで、自身の持ち歌以外にレパートリーに加えて歌唱した〔永井良和『南沙織がいたころ』朝日新聞出版、2011年、p113〕。 「蒼い夏」は、1999年に映画『学校の怪談4』の挿入歌としてシングルでリリースされた。 このアルバム発売の翌々日かつ保釈の翌日6月3日、早くも神田共立講堂のステージに立っていると記録にあるが、このとき「春の風が吹いていたら」を夫人と歌っている。翌1974年11月12日に放送された『ミュージックフェア』(フジテレビ)では、当楽曲を南沙織ともデュエットした〔。南とは「伽草子」もデュエットした他、南を挟んでよしだ・かまやつとで「シンシア」を歌っている〔。 1986年にCD化された。1990年のCD選書のほか、2006年にも再リリースされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伽草子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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