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低放射化フェライト鋼[ていほうしゃかふぇらいとこう] 低放射化フェライト鋼(ていほうしゃかフェライトこう、''Reduced-activation ferritic steel'' )とは、鉄とクロム、タングステンなどによる鋼の一種である。
== 来歴 == 核融合炉の増殖ブランケットに用いられる構造材料として、世界各国で開発が進められている低放射化材料の一種である。 基本的な合金設計指針は、熱交換器等に用いられるフェライト系耐熱鋼であるMod.9Cr-1Mo鋼(T91)を踏襲しているが、フェライト系耐熱鋼の強化元素であるモリブデンやニオブをタングステンやタンタルに置き換えることによって誘導放射能の低減が図られている。 低放射化フェライト鋼の基本コンセプトは1983年に提示され、その後欧米や日本において開発が進められた。 現在では、核融合研究を進める中国、韓国、インドも、国際熱核融合実験炉ITERのテストブランケットモジュールで使用するために、急速に開発を進めている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「低放射化フェライト鋼」の詳細全文を読む
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