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佐々並川ダム[ささなみがわだむ]
佐々並川ダム(ささなみがわダム)は、山口県萩市、阿武川水系佐々並川に建設されたダム。高さ67.4メートルのアーチ式コンクリートダムの発電用ダムである。・佐々並川発電所に送水し、最大1万4,200キロワットの電力を発生する。ダム湖(人造湖)の名は佐々並湖(ささなみこ)という。 ==歴史== 昭和30年代初め、阿武川水系佐々並川において、ダムによる水力発電所の建設が計画された。長門(ちょうもん)峡と呼ばれる深いV字谷を成し、かつ強固な地盤を持つことから、型式としてはアーチ式コンクリートダムが最適と判断された。設計にあたってはモンロー計算機を用い、最適なドーム型アーチ形状を追究。電力技術研究所の助言を仰ぎつつ、模型を製作して安全性についての確認を行った。 建設工事は1958年(昭和33年)に着工、1959年(昭和34年)5月に完成した。堤高67.4メートルに対し、厚みは最も厚い基礎部分でも8.8メートルしかない。この薄さが工事関係者へ良い意味での緊張感をもたらし、施工管理に万全を期するよう促すものとなった。模型による実験の結果によると、この諸元でも安全率を大きく確保できていることが判明し、さらに薄く造れる余地が残されていたという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐々並川ダム」の詳細全文を読む
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