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佐々木昭[ささき あきら] 佐々木 昭(ささき あきら、1928年 - )は、日本の地球科学者。専門は鉱床学・地球化学。理学博士。 ==略歴・業績== 1952年、東京大学理学部地学科を卒業後、工業技術院地質調査所(産業技術総合研究所、地質調査総合センターの前身)鉱床部に入所。本邦のタングステン鉱床などの研究をした後、カナダ・アルバータ大学に留学。以降は硫黄・鉛の同位体を用いた地球化学的な研究に力をそそぎ、各種鉱床の金属や硫黄の起源を論ずるなど、多くの成果を上げた。特に、同じ調査所の所員であった石原舜三と共同で、花崗岩のタイプにより、含まれる硫黄の同位体比に明瞭な違いがあることを見出し、花崗岩の成因論に大きな影響を与えた〔Sasaki, A. and Ishihara, S. (1979) Sulfur isotopic composition of the magnetite-series and ilmenite-series granitoids in ''Japan. Contr. Mineral. Petrol.'', 68, 107-115.〕。 1962年 東京大学 理学博士 「鉄マンガン重石系の研究」。 また、これらの研究の過程で、岐阜県神岡鉱山より、鉄・モリブデンの酸化物である新鉱物神岡鉱、Kamiokite, Fe2Mo3O8、を発見している〔Sasaki, A., Yui, S. and Yamaguchi, M. (1985) Kamiokite, Fe2Mo3O8, a new mineral. ''Mineral. Jour.'', 12, 393-399.〕。 これらの業績に対し、1987年に日本鉱山地質学会より、加藤武夫賞が贈られた。
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