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佐々木里加[ささき りか] 佐々木 里加(ささき りか)は日本の現代美術家。独立美術協会会員、女流画家協会委員、女子美術大学非常勤講師。 東京生まれ、多摩美術大学大学院博士前期課程を修了。東京大学大学院研究生修了〔新美術新聞、2014年12月1・11日号、第2面、美術年鑑社〕。2005年に第73回独立展・独立賞ならびに女流画家協会賞を受賞。2006、2007、2011年に個展。脳を主題とした作品を作る〔『インタビュー 佐々木里加 脳内ヴィジョンを具現化し発信する装置 (特集 創造する脳--どうしてヒトは絵を描くのか?) 』美術手帖、2006年 5月号、40~45頁、美術出版社(記事情報 )- 脳をテーマとする作家としてはただ一人だけ特集されている。〕。「美術の窓」誌で3ヶ月にわたって、特異な制作方法が公開されている〔『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 画面上での異素材の融合(前編)画面構成から下地作りまで』美術の窓、2008年 8月号、75~81頁、生活の友社(記事情報 )〕〔『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 画面上での異素材の融合(中編)様々な素材による造形物の制作』美術の窓、2008年 9月号、291~298頁、生活の友社(記事情報 )〕〔『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 造形物の接合から完成へ(後編)』美術の窓、2008年10月号、73~80頁、生活の友社(記事情報 )〕。 日本古来の美術団体、独立美術協会や女流画家協会に属しながら相反する国内外の現代美術系の展覧会に発表を重ねる稀な作家である。 == 脳について制作を始めるまで == 幼少期から脳や心に興味をもち、人にはどうして喜怒哀楽があるのか、身体のどこで思ったり考えたりしているのかと周囲の大人に質問していた。胸に手を当てるというし胸じゃないかと言われたが、本人は自分の頭の中で脳がギュイーンと働いて、ものを考えている体感があったという。当時より「心」の象徴が「脳」になっていると考えていた。小学校3年の時ジークムント・フロイトの「精神分析入門」と出会いその影響で、中央に7色に光る脳髄、左上に四角い窓がありそこからフロイトがこちらを見据えており、しかもその眉間に第三の眼があり、右下には鍵が浮かぶ木版画を作った。フロイトが心を解く鍵を与えてくれようとしているという意味で、9歳の時のこの作品が脳をモチーフにした最初という。脳だけを主題に本格的に制作し始めた経緯は、一生を懸けるに値する最も探求し甲斐のある、医学や哲学上でも重要な研究領域であり、一人ひとりが最も密接にかかわる「自分」であり、未知なる部分の多い研究対象だから、としている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐々木里加」の詳細全文を読む
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