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佐世保五番街 : ウィキペディア日本語版
させぼ五番街[させぼごばんがい]

させぼ五番街(させぼごばんがい)は、長崎県佐世保市2013年(平成25年)11月29日に開業した大型複合商業施設である〔〔。
開業時の基本理念は「つなぐ街・むすぶ街」〔“水や空 大型複合商業施設”. 長崎新聞(長崎新聞社). (2013年11月5日)〕〔梅野健吾 (2010年11月23日). “変わる佐世保 五番街開業<上>商業地図塗り替える「巨艦」”. 読売新聞 (読売新聞社)〕〔“初年度売り上げ94億円目標、1000人雇用 「させぼ五番街」施設概要発表”. 西日本新聞(西日本新聞社). (2013年9月5日)〕。
== 概要 ==

=== 前史 ===
当地は、佐世保市が1986年(昭和61年)に策定し〔“ワードBOX ポートルネッサンス21計画”. 西日本新聞(西日本新聞社). (2008年1月29日)〕、国土交通省と共に整備を進めた佐世保港再開発事業「佐世保港ポートルネサンス21計画」〔下釜智 (2003年5月4日). “佐世保の未来図 光武市政3期目の課題 まちづくり 最後の一等地 どう活用”. 長崎新聞 (長崎新聞社)〕の一角にある。
この「佐世保港ポートルネサンス21計画」は「佐世保駅周辺再開発」の中核事業ともなっており〔、2003年(平成15年)度までに基盤整備が行われた「佐世保駅周辺土地区画整理事業」を結ぶ場所に位置している〔。
そのため、当地へ建設される施設は「佐世保港ポートルネサンス21計画」の中核施設の一つと位置づけられていた〔“アパマンと基本合意 佐世保・ポートルネサンス21計画”. 長崎新聞 (長崎新聞社). (2008年12月12日)〕。
「佐世保港ポートルネサンス21計画」の開発計画について佐世保市民に2001年(平成13年)に行ったアンケート調査では、在日アメリカ軍や海上自衛隊などの基地があることから港へ市民が近づける地区がほとんどないことから、「港の眺望を楽しめる公園などがあり、家族や友人とのんびり過ごせる場所」が1位となったものの、「おしゃれに、いろいろなショッピングを楽しめる場所」も上位に入った〔。
そのため、当地への大規模な商業施設の開業を警戒した地元の商店街や百貨店などは、2001年(平成13年)3月に共同で分譲地への大型商業施設誘致に反対する要望書を佐世保市に提出した〔。
この時に、商店街側は、港の雰囲気が楽しめる屋台市場や大学招致などといった既存商店街と競合せず、集客での相乗効果が見込める施設の招致を望んでいた〔。
しかし、地上3階建ての建物に内に店舗面積約23,000m²の商業施設を設ける計画を示したアパマンショップホールディングスが、2008年(平成20年)3月26日に事業者として選定された〔“アパマンへの分譲決定 佐世保ポートルネサンス21用地”. 長崎新聞 (長崎新聞社). (2008年3月27日)〕。
この案は、他社の案より低層で店舗面積が狭いことから、景観や地元商店街への影響への配慮がなされていることが選定理由とされた〔。
この時点では、2009年(平成21年)3月に土地の引き渡しを行い〔、同年春頃に着工して2010年(平成22年)夏に開業予定とされていた〔。
しかし、選定と同年秋に発生したリーマン・ショックの影響で同社が事業計画の見直しを迫られ予約契約が結べない状況に陥ったことから、佐世保市が代わりに基本合意の締結を目指す方針に転換して同年12月10日に締結した〔。
その後、2009年(平成21年)12月の基本合意でのアパマンショップホールディングスの基本計画を作成期限をまじかに控えた〔11月6日に佐世保市長が東京の同社へ訪問して事業継続の意思を確認した際に経済情勢を理由に撤退する意向を伝えたため、計画は再び白紙に戻った〔“アパマンHD事業撤退 佐世保駅周辺再開発”. 読売新聞 (読売新聞社). (2009年11月12日)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「させぼ五番街」の詳細全文を読む



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