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佐世保地方隊(させぼちほうたい、英称:Sasebo District)は海上自衛隊の地方隊のひとつ。主要部隊は長崎県佐世保市にある佐世保基地(住所は長崎県佐世保市平瀬町無番地)(させぼきち、JMSDF Sasebo Naval Base)に配備されている。艦艇部隊は、第43・第46掃海隊及び第3ミサイル艇隊が配備されている。南西諸島や対馬等の島嶼地域の防備を担っている。 近年では北朝鮮への工作船などに備えるためはやぶさ型ミサイル艇なども順次配備され、対馬防備隊も設置されている。 == 沿革 == *; 1889年(明治22年) : 7月1日:海軍佐世保鎮守府が置かれる。 *; 1953年(昭和28年) : 9月16日:保安庁警備隊に「佐世保地方隊」が新編。 :::新編時の佐世保地方隊の編成(佐世保地方総監部、下関基地隊、佐世保基地警防隊) : 12月1日:「鹿屋航空隊」を新編。冷戦後は朝鮮半島有事に備えて装備が強化されている。 *; 1954年(昭和29年) : 7月1日:「防衛庁」が創設され、「海上自衛隊」が発足。 *; 1955年(昭和30年) : 5月1日:「佐世保通信隊」を新編。 : 12月16日:「鹿屋第2航空隊」を新編。 *; 1956年(昭和31年) : 5月26日:警備艦「はるかぜ」が就役、佐世保地方隊に編入。 : 12月1日:鹿屋第2航空隊を「大村航空隊」に改称。 *; 1957年(昭和32年) : 3月30日:大村航空隊が大村航空基地に移動完了。 *; 1958年(昭和33年) : 5月16日:佐世保基地警防隊に「佐世保防備隊」を新編。 *; 1959年(昭和34年) : 6月1日:佐世保基地警防隊が「佐世保警備隊」に改称。 *; 1961年(昭和36年) : 2月1日:総監部組織の改組(総務部を廃止し人事部を新設、防衛部に第1~第4幕僚班を設置)。 :::「佐世保補給所」を新編。 : 9月1日:鹿屋航空隊が「第1航空群」に改編され、航空集団隷下に編成替え。 *; 1962年(昭和37年) : 2月1日:佐世保防備隊に「奄美基地分遣隊」を新編。 *; 1965年(昭和40年) : 3月25日:「佐世保教育隊」を新編。 *; 1970年(昭和45年) : 3月2日:総監部組織の改組(副総監を廃止し幕僚長を設置、人事部を管理部に改称、第1~第4幕僚班を幕僚室に改称、第5幕僚室を新設、監察官を新設)。 :::「対馬防備隊」、「佐世保造修所」、「佐世保衛生隊」を新編。 : 10月1日:奄美基地分遣隊を佐世保警備隊隷下に編成替え。 *; 1971年(昭和46年) : 8月26日:「第34護衛隊」を新編。 : 5月15日:「臨時勝連施設管理隊」を新編。 : 7月16日:臨時勝連施設管理隊が廃止、「臨時沖縄基地派遣隊」を新編。 *; 1973年(昭和48年) : 10月16日:臨時沖縄基地派遣隊が廃止、「沖縄基地隊」を新編。 *; 1976年(昭和51年) : 5月11日:「佐世保音楽隊」を新編。 *; 1977年(昭和52年) : 3月15日:「佐世保水雷調整所」を新編。 : 12月1日:「第11護衛隊」が第3護衛隊群から編入。 : 12月27日:佐世保防備隊に「佐世保水中処分隊」を新編。沖縄基地隊に「沖縄水中処分隊」を新編。 *; 1987年(昭和62年) : 2月20日:第11護衛隊が廃止。「第21護衛隊」が第3護衛隊群から編入。 : 7月1日:佐世保防備隊が廃止。警備隊の組織改編。「佐世保基地業務隊」を新編。 *; 1991年(平成3年) : 3月29日:「佐世保誘導弾整備所」を新編。 : 6月20日:第21護衛隊が廃止。「第39護衛隊」を新編。 *; 1997年(平成9年) : 3月24日:隊番号の改正により、第34護衛隊が第23護衛隊に、第39護衛隊が第26護衛隊に改称。 *; 1998年(平成10年) : 12月8日:補給整備部門の組織改編により佐世保補給所と佐世保造修所が統合され「佐世保造修補給所」に改編、水雷整備所と誘導弾整備所も統合され「佐世保弾薬整備補給所」に改編。 *; 2002年(平成14年) : 3月22日:佐世保通信隊が「佐世保システム通信隊」に改編され、システム通信隊群隷下に編成替え。 *; 2003年(平成15年) : 3月24日:佐世保警備隊に「第3ミサイル艇隊」を新編。 *; 2008年(平成20年) : 3月26日:自衛艦隊の大改編により、第23護衛隊が「第13護衛隊」に、第26護衛隊が「第16護衛隊」に改称され、護衛艦隊隷下に編成替え。 大村航空隊が第22航空群隷下に編成替えとなり、第22航空隊等に改編。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐世保地方隊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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