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佐伯城 : ウィキペディア日本語版
佐伯城[さいきじょう]

佐伯城(さいきじょう)は、大分県佐伯市にあった日本の城である。江戸時代には佐伯藩の藩庁が置かれた。「さえき」と読むのは誤り〔西ヶ谷恭弘編著『城郭古写真資料集成―西国編―』(理工学社・1995年)P196参照〕。
== 概要 ==
関ヶ原の戦いにおいて、徳川方(東軍)に与したことにより毛利高政は佐伯2万石を与えられた。しかし佐伯氏の旧居城・栂牟礼城は険阻な山城で、平時の統治には不便であったため、高政は栂牟礼城を廃して番匠川河口近くの八幡山に新たに山城を築いた。縄張は織田信長の元家臣で安土築城にあたった市田祐定、石垣は天正姫路城の石垣施工を指揮した石垣師の羽山勘左衛門が担当した。
江戸初期の火災によって、高政創建時の建物は失われたが、6代高慶のとき再建と改修が行われたが明治の破却により、再び山上の城は建物を失った。主郭部の石垣と三の丸御殿の正門が三の丸に現存する。また、三の丸御殿の一部が市内船頭町に地区集会所(住吉御殿)として移築され現存する。このほか、お浜御殿が市内城下東町の民家に移築され利用されていたが、現在城下町佐伯国木田独歩館として利用されている。三の丸御殿敷台が、佐伯市船頭町に移築され、公民館として使用され現存している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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