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佐伯文郎 : ウィキペディア日本語版
佐伯文郎[さえき ぶんろう]

佐伯 文郎(さえき ぶんろう、1890年1月13日 - 1967年6月10日)は、日本陸軍軍人。最終階級は陸軍中将
== 略歴 ==
宮城県出身。佐伯永全の長男として生まれる。仙台陸軍地方幼年学校中央幼年学校を経て、1911年(明治44年)5月、陸軍士官学校(23期)を卒業。同年12月、歩兵少尉に任官し歩兵第32連隊付となる。陸軍歩兵学校教導大隊付などを経て、1921年(大正10年)11月、陸軍大学校(33期)を卒業し歩兵第32連隊中隊長に就任。
1922年(大正11年)12月、参謀本部付勤務となり、参謀本部員、陸軍運輸部員を経て、1927年(昭和2年)3月、歩兵少佐に昇進し運輸部大連出張所長に着任。1928年(昭和3年)8月、歩兵第31連隊大隊長に就任し、陸大専攻学生、参謀本部付を経て、1931年(昭和6年)3月、歩兵中佐に進級し関東軍司令部付(満鉄嘱託)となる。
1933年(昭和8年)4月、運輸部員に転じ、台湾軍参謀を経て、1935年(昭和10年)8月、歩兵大佐に昇進し歩兵第29連隊長に就任。1937年(昭和12年)9月、北支那方面軍司令部付に異動し、同方面軍特務部第1課長に転じ、1938年(昭和13年)7月、陸軍少将に進級。同年11月、歩兵第104旅団長となり日中戦争に出征。
1940年(昭和15年)3月、参謀本部付に異動し、運輸部付を経て船舶輸送司令官兼陸軍運輸部長に就任。1941年(昭和16年)3月、陸軍中将に進み太平洋戦争を迎えた。1943年(昭和18年)4月、第26師団長に親補され蒙古に赴任。1944年(昭和19年)7月、船舶司令官兼陸軍運輸部長に転任。1945年(昭和20年)8月の原爆投下を受け、第2総軍により広島警備担任司令官に任命され、原爆負傷者の救護・救援活動を指揮した。同年12月、予備役編入。
戦後、戦犯容疑により逮捕され、1948年(昭和23年)12月に重労働24年の判決を受け服役するが、1957年(昭和32年)10月、仮釈放された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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