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佐賀唐津道路(さがからつどうろ)は、佐賀県の唐津市を起点とし、佐賀市に至る予定の総延長 約40kmの地域高規格道路であり、国道203号のバイパスとして建設される路線。 唐津市相知町(相知長部田IC) - 多久市(多久東IC)間約16kmが開通しており、他の区間は事業中または計画中である。 == 概要 == 佐賀県では、県内を東西に横断する3本の高規格道路(長崎自動車道・西九州自動車道・有明海沿岸道路)が計画・整備されており、佐賀唐津道路は、唐津市を中心とする県北地区から県都・佐賀市や小城市を中心とする県南地区にかけて縦貫する事で、先の3横断道路を相互に結び、これらと一体的に広域ネットワークを形成するため計画された道路である。起点の唐津市で西九州自動車道に、途中の多久市で長崎自動車道に、終点の佐賀市で有明海沿岸道路に接続する。 佐賀県が定める“県内主要都市55分構想”のもと、唐津市と佐賀市の地域間の交流促進や有明佐賀空港や唐津港への相互アクセス向上、福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえた玄海原発有事の際の避難路としての活用が期待されている。 佐賀唐津道路は1973年に事業が始まり1994年10月には有明沿岸道と共に地域高規格道路に指定、2014年3月までに全線40kmのうち一部現道活用区間を含む約16km(事業名としては厳木バイパス・多久厳木有料道路・東多久バイパス、うち約11kmが自動車専用道路)が供用済で、残る起点側の約10kmと終点側の約15kmが事業中ないし計画中段階にある。 未整備区間のうち多久市から小城市を経て佐賀市に至る多久東IC-佐賀JCT間約15kmでは、多久市側5.3kmが多久佐賀道路Ⅰ期区間として2003年9月26日に整備区間指定され事業採択されている。それに続くⅡ期区間の佐賀市側約10kmについては佐賀県が事業主体となって2023年の国民体育大会開催前の開通を目標に整備を進める事とし、環境影響調査を経て2016年度には詳細設計や用地取得に向けた準備に入るとしている〔。 一方、唐津市側の唐津IC-相知長部田IC間約10kmは基本計画段階で事業化の目途は立っておらず、沿線自治体では早期の開通を目指して整備要望を陳情している。2015年5月18日に佐賀市内で開催された整備促進期成会では佐賀国道事務所長が「県内の主要都市を結ぶ事で時間短縮効果があるというだけでは、国へのアピールは弱い」「多くの事業を抱える中で予算確保は大変厳しい情勢」と述べ、国土交通省としては福岡県とを結ぶ西九州自動車道や有明沿岸道路の整備を優先する考えを示している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐賀唐津道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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