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体細胞分裂[たいさいぼうぶんれつ] 体細胞分裂(たいさいぼうぶんれつ)は、真核細胞が行う細胞分裂の様式のひとつ。1個の体細胞(多細胞生物を構成している細胞のうち生殖細胞以外の細胞の総称)が分裂して同じ遺伝情報を持つ2個の娘細胞を生み出す過程をいう。体細胞分裂のステージは、間期→前期→前中期→中期→後期→終期に分類される。前期から後期に起こる核分裂(mitosis)と後期終盤から終期に起こる細胞質分裂(cytokinesis)に分けられる。各ステージの詳細な機構については、現在でも多くの研究が行われている。 ==前期(prophase)== 前期は、分裂期の最初のステージである。核膜は存在するが、核小体が消失し染色体凝縮が開始する。間期に複製された二つの中心体がモータータンパク質であるキネシンの働きで離れていく。細胞骨格として細胞質内であった微小管が一旦崩壊し、間期で複製されていた二つの中心体の間に多数の短い微小管が再重合し、紡錘体の形成が始まる。アクチン、ミオシンIIから成るストレスファイバーも同様に一旦崩壊する。ゴルジ体の構造が崩れ、断片化を始める。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「体細胞分裂」の詳細全文を読む
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